土地改良区女性理事登用事例
[財部町土地改良区]

鹿児島県 財部町土地改良区

多様な意見が土地改良区の活性化を促す。令和5年4月、女性の理事が就任。

写真左から、徳重はるか会計主任、堀野義文理事長、橋口まゆ理事、立元千保子事務員

組織の概要
財部町土地改良区(鹿児島県)
面積/ 608,50ha、組合員/ 1,410人
理事/ 23人(員外3人、うち女性員外1人)
登用までの流れ
令和 5年 3月 3日 総代会にて選任
    5年 4月 1日 理事就任

理事の紹介


橋口まゆ理事

家業は明治27年創業の老舗製茶舗。
6.0haでお茶の営農及び製茶業、販売も実施。農業推進委員や地元の農家女性のグループSoo Women Farmersの代表も務める。

事務局コメント

 

理事長も相談しやすい方ですが、また少し違った距離感で、いろいろな話をさせていただけるのではないかと思っています。今後が楽しみです。

堀野義文理事長より

 

女性に理事の仕事が務まるのだろうかと危惧する声も一部にあったが、女性だからできる仕事もあると考え、思い切って進めた。みんなが自分にできることをやりながら、お互いに協力することが大切だと思う。
これまで土地改良区では男性だけの意見で物事を決め、女性の考えや意見を考慮してこなかった。多様な意見を取り入れる懐の深さが、今後の土地改良区にも地域農業にも必要と考える。
今回、理事・監事・総代に各1名ずつ、女性に入ってもらった。事務局の女性スタッフとともに、新たな風を送ってくれることを期待している。

令和5年6月作成