前ページで見てきたように、疏水は、食糧生産だけではなく、
国土や環境の保全においてたいへん重要な役割を果たしています。 |
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しかし、残念なことに、疏水を取り巻く環境は、いま大きな曲がり角を迎えています。国民共有の資産である疏水は、これまでほとんど農民の手によって維持管理されてきました。水路周辺の草刈り、泥の浚渫、ゴミ拾い、破損個所の修復…。
その農家の割合は、すでに農村の中の1割程度に過ぎなくなっています(全国平均)。しかも、そのほとんどが他に勤めを持つ兼業農家。山林の手入れなどは、とても望めそうにありません。
そして、川の上流部の中山間地域の農村では過疎化・高齢化が進行し、担い手もないまま、条件の悪い耕地はどんどん放棄されていきつつあります。このままいくと10年後には深刻な事態となることが確実視されています。 |
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| M県M市T地区の10年後をみると、75才以上の高齢者の耕作する農地が地区の約半分を占めることとなり、地域の共同管理作業の粗放化や耕作放棄地の増加が懸念されます。 |
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■関連資料
農地・水・環境保全向上対策ウェブサイト(外部リンク)
疏水百選選定委員会配付資料(PDFデータ) |