地球10周分の水路網|疏水とは何か|疏水名鑑

地球10周分の水路網

日本には約3万5千本の川が存在します。その流域のほとんどで、水争いを通して、何百年とかけた複雑かつ緻密な水秩序が形成されてきました。
日本の農民は山に木を植え続けて川の水を枯れないようにするとともに、同じ川から何本もの長い水路を引き、平野の隅々にいたるまでまるで網の目のように敷きつめました。
平野は国土のわずか30数%。その狭い平野に敷きつめられた水路の総延長は約40万km。実に、地球10周分という想像もつかない長さの水路が、人体の毛細血管さながらに平野に張りめぐらされ、日本の国土は“生きた土地”たりえているのです。
その水路の水は、水田を潤したあと川に戻され、さらに下流で再び取水されるということを繰り返しながら、地上にできるだけ長くとどまるような仕組みが形成されてきたのです。

  • 平野に敷きつめられた疏水
疏水はよほど大きなものでもない限り地図に記されることはありませんが、あえて書くと上図のようになります。(水色の線が疏水)現在はポンプを使ったりして、丘の上にも水路を引くことができるようになりましたが、昔は水の位置エネルギーだけで川から水路を引いてきたわけですから、かなり高度な土木技術が必要だったわけです。

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