新・田舎人43号(H17.3)

「農」を明視するネオ・カルチャーマガジン
季 刊  新・田舎人 第43号

目次 | 平成17年3月15日発行

新・田舎人インタビュー

「菜園家族」という生き方のすすめ
小貫雅男さん(滋賀県立大学教授)

「21世紀は心の時代」といわれる。しかし、私たち日本人が心の時代をどう生きたらいいのか、どう暮らしたらいいのか、いま一つ具体的なライフスタイルが見えてこないことも確かだ。滋賀県立大学の小貫教授は、「菜園(さいえん)家族」という生き方、暮らし方を提案し、その菜園家族が過疎の集落のあり方を変え、循環型地域圏の誕生をうながす、と唱える。また、自ら鈴鹿山脈の山あいの集落に「里山研究庵Nomad(ノマド)」をかまえ、過疎の実態を調査しながら菜園家族のモデルエリア、近江国(おうみこく)循環型社会の誕生を志し、活動を続けている。

ふるさとニューウエーブ

ありのままが大好評 リピーターも数多い「のんびり」農村体験
農村体験館「八平」(兵庫県但東町)

兵庫県といえば、お洒落な街、そしてあの大震災の神戸が脳裏に浮かび、大都会というイメージが強い。しかし兵庫県は、南は瀬戸内海の淡路島から北は日本海に至るまで、本州の南北を縦断する県域をもち、西宮、神戸、芦屋など一部の都市を除き、大半が農村地域にあるのだ。今回ご紹介するのは、そんな農村地域の兵庫県出石郡但東町(いずしぐんたんとうちょう)、主楼谷(しゅろだに)の農村体験館『八平(はちべい)』。この何の変哲もない集落、農村体験館にはリピーター(何度も訪れたり利用する人)が多く、年間の利用者は2千人以上にも及ぶという。

コンニチワ! 美ューティフル農村<3>

千葉県白浜町  冬、ここは花盛り。海と山のあいだで
石井里津子

房総半島の最南端、安房白浜。東京駅から高速バスで3時間で着く。東京から近い、海の観光地のイメージが強かった。だのに訪れてみると、そこはなんだかとてもなつかしい農村だった。
白浜町は、海岸線に沿って東西に長い。約10kmだ。町は北側に屏風のような標高300mほどの山を背にし、南は太平洋。山と海に挟まれた平野部は、まるで帯のようで、山裾から海までの距離は、わずかに1~2kmほどしかない。
冬、そこに花畑が出現する。観光用ではない。白浜町は冬でも暖流・黒潮の影響で霜が降りず、露地での花栽培が盛んなのだ。キンセンカ、ストック、食用菜花……。ハウスでもキンギョソウやストック、スターチスなどが栽培され、切り花で各地へ出荷されている。とくにキンセンカの生産量は日本一だ。

<静止する時間シリーズ>

越前岬の水仙 ~福井県越前町梨子ヶ平~
洋画家、伊能 洋 氏による農の風景

子どもの田んぼ遊学術⑦

家族で「食べる」を見直そう

食べることは人間が生きていく上でもっとも大事な行為の一つ。しかし、飽食の時代にあって、この食べることがなおざりにされ、子どもたちに少なからぬ影響が出ています。田んぼや畑、農業・農村体験は、子どもを含めた家族の「食」を見直す、考えるためにも貴重な場となるはずです。

地域力向上委員会

『ふるさとマップをつくろう』


他 読者の声 など A4版20ページ

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